猛暑で売れる通販広告

今年の夏は記録的な猛暑となり、 通販広告のレスポンスも大きく影響を受けました。
猛暑が続いた7月上旬から8月半ばまで、軒並み通販広告のレスポンスは低迷してしまいました。

一般的に、 地震・台風など 大きな災害が発生した場合、通販広告のレスポンスは低下します。
今年の夏は「災害的な猛暑」とマスコミに取りざたされることにより、地震・台風などの災害と同じ影響をもたらしたようです。
とにかく暑さを凌ぐことに意識が集中し、それ以外の事への興味・関心が薄れるため、特に生活必需品ではない通販商材の売上が落ちたと思われます。
 
そんな中、この猛暑で圧倒的なレスポンスをたたきだした通販広告が、某メーカーの甘酒を紹介したラジオ通販広告。
早朝の生コマCMで、200件の発呼予測にたいして、トータルで1,500件近くの発呼。その日、電話は夜まで鳴り続けました。
 
ポイントは「熱中症」というワード。
Googleトレンドで振り返ると、「熱中症」検索がこの夏ピークに達した7月20日過ぎにOAしたこの生コマ
パーソナリティーが「熱中症対策」というセリフを生コマ中に頻発したことが火をつけたと思われます
甘酒は経口補水液とは異なり、熱中症対策は付帯的な要素ですが、このことを強調することにより、聴取者にとって「災害対策」商材として捉えられることに成功しました。
 
甘酒に限らず、訴求軸を「猛暑時だけ」熱中症に振り替えることができる商材は他にもあるように思われます。
スケールする施策ではなく、シーズナルな施策ではありますが、これからも、恐らく毎年猛暑は続くのでは・・・。
 
来年のピンポイント施策としていかがでしょうか?

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